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2017.07.24  2017.07.20 夏は要注意!熱中症を疑う症状と、予防や対処法などを調べてみた

photo by Shenghung Lin

夏になると、注意すべき病気に熱中症があります。今では天気予報の一環で、熱中症指数が毎日発表されています。それを目安に、予防措置などをするのが慣例化して来ています。しかし、そもそも熱中症とはどういうもので、どんな予防や対策が必要なのでしょうか?ここでは、そんな熱中症にスポットを当て、お話します。

1.熱中症の基礎的なこと

1-1.熱中症は総称

熱中症と聞くと、一つの病気のように思われるかもしれませんが、実は4つの病気の総称となっています。その中には、以前から聞いたことのある病気も含まれているでしょう。4つの病気とは、熱失神熱けいれん熱疲労熱射病です。

以下、4つの病気のそれぞれについて、症状や発症過程をお話しますが、熱中症が疑われるサインもあります。たとえば、めまいや顔が火照った感じになることです。あるいは、筋肉痛や筋肉痙攣もあります。さらに、倦怠感や嘔吐感、体温が高めに感じたり、汗や皮膚の異常などです。

 

1-2.熱失神の症状と発症過程

熱失神の症状としては、めまいや一時的に気を失うこと、あるいは、顔面が青白くなることです。これは、酸欠状態から引き起こされる症状と言えるでしょう。では、なぜ酸欠状態になるのでしょうか?

人にも放熱作用があります。体を動かしたり、暑い日でじっとしていたりしても、放熱することで、体温を保ちます。しかし、その分血液が活発となり、通常よりも多くの量が流れます。そうして、脳に不足分が生じ、酸欠状態を引き起こすようになります

 

1-3.熱けいれんの症状と発症過程

熱けいれんの症状は、筋肉痛を挙げることができます。また、手足がつったり、筋肉がけいれんを起こします。日頃運動から離れているのに、急に体を動かした時にも、似たような症状が出ます。では、どうして熱けいれんでも、似たような症状が出るのでしょうか?

汗は血液から発生します。体を動かしたり、暑い日であったりすれば、それだけ汗が出ます。水分が排出されると同時に、実は塩分も逃げています。塩分は、筋肉の調節的な役割があり、それが足りなくなれば、調節が効かず、熱けいれんを引き起こすようになります

 

1-4.熱疲労の症状と発症過程

熱疲労の症状は、倦怠感が代表的なものです。全身にだるさを感じ、やる気がなくなるような気持ちになるでしょう。ほかには、悪心や嘔吐感、あるいは、頭痛などがあります。さらに、集中力や判断力が落ちることも、症状に含まれます。では、どうしてこのようになるのでしょうか?

暑い日などに汗をかけば、その分水が必要になります。しかし、水分が不足すると、脱水状態になり、それが続けば、倦怠感や悪心、あるいは、頭痛などにつながります。人の体は60パーセント程度が水で出来ていると言われていますが、熱疲労はまさにそれを表しているような病になるでしょう。

 

1-5.熱射病の症状と発症過程

表現が悪いかもしれませんが、以前から夏の病気としてお馴染みであるのが、熱射病でしょう。とりわけ、学校スポーツクラブの現場では、熱射病に対しては、注意喚起を呼び続けていました。代表的な症状としては、体温上昇、ふらつき、反応が鈍くなるなどです。

熱射病は、熱けいれんがさらにひどくなった状態と言えます。熱けいれんの場合、血液中の塩分不足が引き起こしますが、それが長引くことで、体温が上昇し続け、体内の調節機能が働かなくなり、脳にまで影響を及ぼし、熱射病となります。意識に障害を起こすこともあり、ただの筋肉痛と済ましておくと、予期せぬ事態に発展してしまう可能性があります。

 

1-6.発症しやすい時期と年齢

熱中症になりやすい時期が、真夏であることはご理解いただけるでしょう。近年では、異常な真夏日が連続することもあり、注意している人も多いかもしれません。しかし、真夏日だけでなく、梅雨明けや梅雨時の晴れでも、熱中症が起こりやすくなっています。これは、体が暑さに慣れていないからです。

また、発症しやすい年齢としては、10代から60代の男性であるようです。スポーツへの耐性が高く、しかも、働き盛りであり、暑い中でも無理をして仕事をするケースが多いからです。もっとも、子供や高齢者なども、注意すべき人であることは、言うまでもありません。

ちなみに、熱中症による死亡者が急激に増えたのは、2000年代以降、とりわけ、2010年以降です。環境変化など様々な要因が考えられますが、熱中症に対する早めの予防措置が必要な時代に、入っているのかもしれません。

 

2.熱中症に罹ってしまったら

2-1.涼しい所へ移動する

もし熱中症の疑いが出てきたら、まずは涼しい所へ移動するようにします。外であれば、木陰などを見つけ、そこで一旦休むようにしましょう。また、できれば、クーラーの効いた部屋へ移動するようにします。

また、木陰であっても、風通しが悪ければ、なんにもなりません。風が当たるだけでも、涼しさを感じられます。そのため、風の吹き加減なども考慮し、できるだけ涼しい木陰などを選ぶべきでしょう。

 

2-2.とにかく体を冷やす

熱中症の場合、とにかく、体の熱を冷ますことが大事です。そのため、疑いがあれば、体を冷やすようにすべきでしょう。まず対処としては、ベルトやネクタイなどを外すことです。下着もまた緩めにし、体から熱を逃がすようにします。

次に冷たい水を体に掛けることも、体を冷やすことに作用します。そうして、扇風機などがあれば、体に当てることも重要でしょう。うちわであっても、同様な効果を期待できるようになります。

さらに、氷を使うことも、体を冷やすことにつながります。氷嚢があればベストですが、なければ、スーパーのビニール袋などに氷を入れ、さらにタオルで巻き、首や両脇に当てるようにします。

 

2-3.水分補給を行う

水分補給を行うことも、熱中症に罹患した時には、重要なことです。冷水などを飲むことも大事ですが、できればスポーツドリンクが望ましいでしょう。中でも、塩分補給などに対応したものが好ましく、ナトリウムが40から80mg含有されているものが適切なようです。

しかし、水分補給ができるのは、条件が必要です。疑わしい人に意識があり、水分を取れる状態になっていることです。もし意識を失っていたり、朦朧としているのであれば、返って危険性が増します。なぜなら、口から摂取しようとした水分が誤って気管に流れてしまい、息を詰まらせてしまう可能性があるからです。

 

2-4.病院で受診する

以上で述べて来た対応方法は、あくまで応急処置です。救急車が到着するまで、近くにいる人などが行うべき処置になります。だからこそ、大切なことでもあるでしょう。しかし、熱中症が疑わしいのであれば、できるだけ早めに病院で診察を受けるべきです。

また、救急車で搬送される場合、付添の人が救急医などに状況を説明すべきでしょう。仮に状況が把握できれば、病院側でも速やかな処置ができます。可能な限り、冷静でいることが重要です。

なお、病院で行われる熱中症の処置は、種類によって異なります。応急処置と似たようなことが行われますが、点滴などを使って塩分補給などが実施されます。また、状況に応じ、胃などを洗浄し、腔内冷却という治療がなされます。

 

3.熱中症の予防方法も知っておこう 

3-1.備えあれば憂いなし

熱中症が起こるのは、夏であることは百も承知でしょう。しかし、備えあれば憂いなしであり、夏になるまで予防しないということは、いざという時に対応できない可能性もあります。そのため、季節に関係なく、きちんとした予防が大事でしょう。

まず、体を丈夫にしておくことです。基本は食事をきちんと取り、しっかりした体力づくりをしておくことです。また、睡眠を十分取ることも大切なことです。人によって適切な睡眠時間が異なりますが、一般的には一日8時間程度が理想でしょう。

さらに、初夏頃から体を動かすことも大切です。体を動かすことでより熱が発せられ、熱に対する慣れが生じてきます。日頃から慣れていなければ、急激な暑さへの変化に対応できません。また、初夏頃から水分と塩分補給を日常化しておくことも、熱中症予防につながります

 

3-2.夏到来後の注意点

本格的な夏が到来しても、熱中症に対する予防ができます。まず、気温や湿度をチェックすることです。今では、スマートフォンなどでも天気予報を簡単に見ることができます。とりわけ、熱中症指数には注意しておくべきでしょう。

また、室内を過ごしやすくすることも大切です。クーラーを利用することも重要ですが、あまりにも冷え過ぎれば、返って体を傷めてしまうこともあります。できれば、風通しを良くしておくことを優先的に行いましょう。

以上のほか、外出するのであれば、日差しをできるだけ避けたり、暑さに対応できる衣服を身につけることも熱中症予防となります。今では冷却グッズなども販売されているため、自分なりに工夫して利用することも大事でしょう。

 

3-3.特に用心すべき人がいる

熱中症に罹りやすい年齢もあれば、罹りやすい人もいます。そういう人は、夏になれば、とりわけ用心が必要でしょう。では、どういう人が熱中症に罹りやすいのでしょうか?

まず、子供を挙げることができます。実に当たり前かもしれませんが、まだまだ未発達であり、暑さに耐えられなくなってしまう可能性があります。特に乳幼児は、体温調節が十分に機能しないこともあるため、特に注意が必要です。

また、高齢者も熱中症に罹りやすい人になります。体力などが衰えていることが要因であり、中でも温度感覚が弱っているため、暑いところでも平気でいるようになります。このため、周囲が気遣う必要があります。

以上のほか、仕事などの関係で熱中症に罹りやすい人がいます。たとえば、外の工事現場などで働く人です。あるいは、キッチンに勤めている人も、火が近いため、余計に熱を感じます。あるいは、スポーツ選手も、暑い中でトレーニングするため、熱中症予防が大事になります。

 

4.まとめ

 

以上、熱中症の基礎的なことと対策や予防を述べてきました。もしかすると、テレビなどで繰り返し聞いていることが含まれているかもしれません。しかし、対策や予防は習慣化することが重要です。体に身につけるような感覚で、十分理解しておくべきでしょう。

 

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