魚は生の方が胃には優しい!意外と知らない、胃にやさしい食べ方講座
日々のストレスや暴飲暴食などの不摂生により起こる胃痛などの胃の不快感。そんな胃弱な現代人に送る意外と知らない「胃にやさしい食べ方」を今回はご紹介します。意外と知らない胃痛防止ポイントが色々と出てくるので面白いと思いますよ。途中ファスティングの項目で結構脱線しますが、内容的に面白いと思うので…我慢して読み進めてください(笑
1.胃が荒れる原因
・暴飲暴食
・喫煙
・寝不足
・飲酒
・カフェインの取りすぎ
・「脂・冷・熱・辛・甘」の取りすぎ
・ストレス
2.胃酸を抑えれば、ほぼ解決!
1.で挙げたように胃が荒れる原因は、胃を必要以上に働かせていることに原因があります。ようするに、胃を休ませてあげれば、胃弱人たちの問題はすべて解決してしまうのです。
では、どうやって胃を休ませましょうか。方法は2つです。
2-1.ファスティング(プチ断食)
「断食」と聞くと、水と塩だけで1〜3日過ごすような「絶食」のイメージだと思いますが、今回紹介するファスティングは「1日のうちに食べない時間をつくる」という、比較的簡単におこなえる断食方法です。
具体的なやり方
1日のうちに水・お茶以外の食べ物を食べられる時間を8時間に限定します。
残りの16時間はお茶と水だけで過ごすことになります。この中には睡眠時間も入っていますから、例えば昼12時から夜8時までは何を食べてもいいけど、それ以外は水とお茶だけといった感じです。断食と言っても意外と簡単そうでしょ?
このように食べる時間を限定してあげることで、残りの16時間胃や腸を休ませることができるのです。胃を休ませる一番簡単な方法かもしれません。
このファスティングには、その他にも様々なメリットがあります。
ファスティングのその他メリット
・ダイエット効果
・血液サラサラ
・睡眠の質向上
・腸内環境改善
・アンチエイジング効果
・メンタル改善効果
・寿命が延びる(動物実験)
・免疫力UP(動物実験)
・ガン予防(動物実験)
・頭が良くなる(動物実験)
・美肌効果(動物実験)
ホルモンバランスの変化により、食欲が減って自然と1日の摂取カロリーが下がるのでダイエット効果があります。これはいちいち食べる食品のカロリーをチェックして行うカロリー制限ダイエットに比べて、時間管理だけすれば良いので、つらくもなくめんどくさくもない、お手軽ダイエット法です。
血中の中性脂肪・LDLコレステロール・血糖値の低下も海外の調査で確認されているので健康診断で引っかかったメタボおじさんたちにもファスティングはオススメです。
ほかにも睡眠の質向上・腸内環境改善・アンチエイジング・メンタル改善効果など実際に人体に効果があったと研究で確認されています。
そのほかには動物実験のデータでは、30%寿命が伸びたり、免疫力の向上などが確認されたようです。このあたりの内容は下記動画でメンタリストDaigoさんが紹介しています。
2-2.ファスティングの筋肉への影響
ここまでの話を聞いて筋肥大が目的で筋トレしている人たちは、カタボリックを心配するかもしれません。一応説明として、カタボリックとは筋肉が分解される現象のことです。これとは逆に筋肉が合成して筋肥大していくことをアナボリックと呼びます。
体内の栄養が足りないとカラダは筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとします。ファスティングは食べない時間を16時間も作るのでカタボリックが心配されるのです。
ですがその点についても問題ありません。
40時間何も食べなくてもカタボリックには傾かないことが論文でも確認されいています。
「1日3食規則正しい食生活をしたグループ」と「食べる時間を8時間に限定してファスティングしたグループ」で筋肉量変化の調査を行った結果、摂取カロリーが同じならば筋肉量が変わらない、むしろファスティングしたグループの方がより脂肪燃焼が起こったという調査結果も出ています。
また、ファスティングを行うと、体内の成長ホルモン分泌量が上がることも確認されています。
成長ホルモンには、脂肪分解作用や筋肉量増加作用など様々な効果があります。詳しくはこちらから。
このように日頃筋トレを行っている人たちも安心しておこなえるダイエット法になります。
結構、話が脱線しました。胃痛の話に戻しましょう。
2-3.消化しやすい食べ物を食べる
「方法1.ファスティング」が僕的に胃痛防止の最良の方法だとは思うんですが、上司や同僚、家族との食事などで、食事時間を限定することがどうしても出来ない方は、食べる食材を限定するしかありません。
具体的な胃にやさしい食べ物の特徴は
です。
これを念頭におけば、胃にやさしい食材を自然と選択できるようになるでしょう。
例えば、主食なら玄米より白米、白米よりおかゆ。肉なら脂っこいサーロインや豚バラより牛ヒレ。野菜なら食物繊維が多いレンコンなどの根菜よりレタスなどの葉物野菜。といった感じです。端的に言えば「腹持ちが悪い」ものを食べましょう。
2-4.胃にやさしい食べ方講座
では、最後に覚えておきたい胃にやさしい食べ方ポイントを紹介して終わろうかと思います。
血液をサラサラにするなどの効果がある不飽和脂肪酸が多く含まれている植物油。しかし胃にやさしいという点ではバターやマヨネーズなどの動物油に軍配があがります。
意外かもしれませんが、植物油はの方が動物油より消化に時間がかかるのです。消化に時間がかかるというのはイコール胃の稼働時間が長くなるということなので負担増となります。
ただし、脂っこいものは胃への負担が大きいので、取りすぎには注意しましょう。
これも意外なポイントですよね。刺身より煮付けや焼き魚の方が胃にやさしそうなイメージがありますが、実は刺身が最も消化が早い調理法だったのです。魚の場合は加熱するとタンパク質が変性して消化に時間がかかるようになります。胃が疲れているときは、迷わず刺身を選びましょう!
しかし、胃が弱っているときは免疫力も下がってる可能性があります。新鮮な刺身を選びましょう。
魚は生の方が良いですが、野菜に関して言えば加熱した方が良いです。とにかく野菜を食べるときは「食物繊維をぶっ壊せ!」と覚えてください。茹でることでとろっとろの状態にしたり、ミキサーなどで食物繊維を切り刻みましょう。
白菜の漬物で言えば小さく刻んで食べたり、他の野菜で言えば細かく刻んでコールスローで食べたり、スムージーにして飲んだりといった方法があります。
3.まとめ
管理人も絶賛実践中のファスティングの項目で熱くなりすぎて、「胃にやさしい食べ方」という主題から途中かなり脱線しましたが、なんとか着陸できたと思います。
「油は動物、魚は生、野菜は加熱」と覚えましょう。
まぁ、ファスティングであれば、食べるものや調理方法などあまり気にしなくて良いんですけどね。ということで、やはり胃痛・胃弱防止法のオススメは「ファスティング」で決まり!