肥満の定義とは? 自分自身が肥満かどうかチェックしてみましょう!
肥満とはなんなのか?そもそも自分は肥満なのか?世間的に肥満に該当する人間なのか?自分を見つめ直す良い機会です。この機会にガッツリ確認してみましょう!
1.まずは、肥満の定義から
「日本肥満学会」という名前通りの学会が発表している、「肥満症の判断基準」をご紹介します。
肥満の目安となるBMI(体格指数)は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められます。性別にかかわらず、BMI18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」と判定されます。日本人の成人でBMI35以上の高度な肥満は、0.2~0.3%といわれています。
引用: OMRON
自分の身長と体重さえ分かれば、BMI値が分かり、自分の肥満度が判明するという事です。BMIの計算は電卓などでも出来ますが、下記サイトを使えば、身長・体重の入力だけで、分かりやすく自分の状態を教えてくれます。
2.BMIだけでは肥満かどうか判断できない場合も
2-1.隠れ肥満
太ってる人がプールで浮くのは、これが理由です。脂肪は筋肉より軽いのです。しかし、BMIは身長と体重だけしか考慮されません。という事は、BMIでは普通体重に分類されている人でも「筋肉が少なく、脂肪が多い」場合は、肥満に該当する人がでてきます。これが世に言う隠れ肥満です。
この隠れ肥満タイプはBMIの数値が低くでる為、肥満かどうか判断する際、数字上では分からないため、非常に厄介です。では、どこで判断すれば良いんでしょうか?
2-2.隠れ肥満かどうかは見た目で判断
隠れ肥満の場合は、お腹がポッコリ出る「メタボ(メタボリック・シンドローム)」体型の方が多く、実際に自分のお腹を鏡で見みれば分かります。
BMI値が低くても「ポッコリお腹=メタボ=肥満」と考えてOKだと思います。
2-3.健康診断の中性脂肪値でも判断できる
中性脂肪値の異常高値は、たいてい肥満によるものなので、そこでも判断可能です。
中性脂肪の基準値は30~149mg/dlです。
150~249mg/dlは要経過観察。
250mg/dl以上は精密検査・治療。
中性脂肪値が150mg/dl以上の場合、肥満の可能性大です。
2-4.逆に肥満じゃないのに、BMIでは肥満に分類される人
これは、もうお分かりですね。
「筋肉が少なく、脂肪が多い」の逆パターン、「筋肉が多く、脂肪が少ない」人の場合です。体脂肪率は一桁でも、筋肉ガチムチでBMI上では肥満に分類される人が存在します。
ただこの場合は、明らかに肥満ではないと分かるので、あまり考えなくてもOKです。
3体脂肪計を持ってる人は、体脂肪率を確認しよう
3-1.体脂肪率
体脂肪計(体重体組成計)では、自分の体重に占める体脂肪の割合(%)を確認する事ができます。これが体脂肪率です。
体脂肪率の目安は、
男性:10〜19%
女性:20〜29%
です。
体脂肪率が上記範囲より大きい場合は、肥満です。
引用:OMRON
3-2.内臓脂肪レベル
体脂肪計(体重体組成計)の中では、内臓脂肪レベルまで確認できるモノがあります。タニタの体組成計などで確認できます。
内臓脂肪レベルの判定基準は下記の通り。
引用:タニタの健康応援ネット
4.自分が肥満かどうか、ものさしになる指標は様々
今回紹介した指標は、BMI・見た目・中性脂肪値・体脂肪率・内臓脂肪レベルの5種類。
現時点の自分の体の状態を上記指標で分析してみましょう!
ジムに行けば、体脂肪計を置いてるところが多いので、家にない方は利用してみてはいかがでしょうか。amazonで安く売ってたりもしますよ。