筋トレ後のおすすめ食事メニュー
頑張った筋肉にはご褒美を上げるのがトレーニーの定めでもあります。まさに飴と鞭で、ウエイトトレーニングで痛めつけた筋肉には必ず飴を上げましょう。飴が不足した筋肉はまさに反乱を起こし、やせ細ってみたり靭帯を断裂させてみたりします。
そうなってしまっては筋肉から体全体が崩壊していきます。内部崩壊ですね。飴と鞭があって初めて筋肉は強くたくましく成長するのです。そして、最高の飴はもちろん栄養です。それでは、厳しい筋トレを乗り越えた筋肉に与えたい食事メニューを解説していきます。
1.筋トレ前おすすめ食事メニュー3選
1.プロテイン
1-1.必ずしもプロテインが必須というわけではない
「筋肉にはやっぱりプロテイン!」と言いたいところですが、プロテインはタンパク質を高濃度で抽出しただけのものです。もちろんアミノ酸のなかでも筋肉に有効な成分を集中的に抽出したり、消化吸収しやすいように工夫はされています。しかし、それでも食事から十分なタンパク質が取れていれば、必ずしもプロテインが必須というわけではありません。
1-2.トレ直後のプロテイン摂取について
また、実は筋トレ後にプロテインを飲んだからと言って急激に吸収力が高まるわけでもありません。この辺はまだ完全に科学的に解明されていませんが、筋トレ前に飲んでも、筋トレ後多少時間が経ってからプロテインを飲んでもたいして結果が変わらなかった、という実験データも各所から報告されています。
1-3.プラシーボ効果
実験という言葉からもわかる通り、科学ではなく統計的に観測されているだけなのです。つまり、実際に被験者の体を使って筋トレとプロテインの関係を観測しています。ただ気分的な問題は大きく、筋トレ後にプロテインを飲むと筋肉が成長している感じがするでしょう。
プラシーボ効果はあまりにも有名ですが、筋トレにも当てはまります。脳と体は深いところで連動しているので、筋トレ後にプロテインを飲むのであれば、効果があると思い込んで飲むようにしましょう。
プラシーボ効果
偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられることを言う。この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の改善として現われることもある。
薬の臨床試験における偽薬の役割は、非常に重要である。薬を飲んで治療効果があったとしても、それが偽薬効果によるものなのか、本当の薬理作用によるものなのかを区別する必要がある。治療効果を調べる際には、被験者の同意の下、できるだけ偽薬を用いた比較実験を行うことが、学問上の研究の信頼性を得るためには必要とされている。
引用:wiki
2-3.プロテインのおすすめ記事
3.アボカドマグロ丼(大盛り)
タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、どれを取っても超エリートメニューです。また、筋トレ後なので大盛りでいきましょう。あとは消化吸収するのみです。
マグロは低脂質高タンパクで、筋肉を構成するタンパク質を効果的に摂取できます。脂質の過剰摂取を避けるためには豚や牛よりも魚の方がおすすめです。ただしバランスが重要なので、同じタンパク質でもいろいろな種類の食材から摂取した方が良いでしょう。
3-1.インスリンはタンパク質の吸収効率を高める
炭水化物は、筋肥大にもエネルギー源としても重要です。またインスリンの分泌を促すので、タンパク質の吸収効率を高めます。栄養はバランスが偏ると吸収効率が落ちるので注意しましょう。たとえば、高タンパクに特化した食事を摂るとタンパク質の吸収効率も落ち、胃腸に負担が掛かります。あくまでもバランスに注意してください。
3-2.アボカドには良質な脂質が含まれている
アボカドは不飽和脂肪酸、ビタミン、ミネラルが豊富です。不飽和脂肪酸は優良な脂質で、テストステロンの分泌を促します。筋肥大にはテストステロンが必須なので、脂質カットはしても良いのですが、脂質を極端に避けるのは辞めた方が良いでしょう。
4.バナナ
トレーニー御用達のバナナは筋トレ後も大活躍です。バナナに含まれる糖質は吸収効率が他の食材に比べて圧倒的に高く、即効性があります。筋トレ後は体の糖質が枯渇していますが、そのまま放置していると体は筋肉を分解し始めます。そこで、糖質豊富なバナナを摂取することで筋肉の燃焼を防止します。
4-1.バナナは霊長類にとって最強のエネルギー源
またバナナは味覚的にも甘みがあるので、低カロリーで満腹中枢を刺激します。人間は空腹状態が続くと手っ取り早く血糖値を上げられる甘いものを欲するのですが、そこで人工的な砂糖を多く含むものを摂取するのはもったいないです。もちろんチョコレートやケーキを食べてはいけないわけではありません。毛嫌いする人もいますが、砂糖も間違いなくエネルギー源にはなります。しかし、天然の食材に含まれる糖質よりも消化吸収効率が低く、体脂肪として蓄えられやすいです。また悪質な脂質を含むので、肌荒れなどの原因にもなりやすいでしょう。人工的な甘味は摂取し過ぎずに、バナナのような甘みで補うと良いでしょう。
筋トレ後に甘いものを食べ過ぎるのを防ぐためにもバナナは有効です。ボディビルダーはゴリラのようにバナナを食べていますし、マラソンランナーも猿のようにバナナを食べています。
無酸素運動のプロフェッショナルにも有酸素運動のプロフェッショナルにも愛されているのがバナナで、霊長類にとって最強のエネルギー源といっても過言ではないかもしれませんね。
4-2.バナナの有用性を詳しく
5.まとめ
筋トレ後におすすめの食事メニューを紹介しました。もちろんこれ以外にもいろいろあります。
プロテインとバナナに関しては食材という感じではないかもしれませんが、非常に良い栄養素です。また丼物は手っ取り早くバランスの良い食事メニューにしやすいですし、一人暮らしの人などは楽で良いでしょう。
筋トレも食事も続かなければ意味がないので、自分が楽に取り組めるメニューを決めておくのも有効ですね。