深部体温を上げるメリットや方法をご紹介
深部体温という言葉を聞いたことがありますか?深部体温は快眠に深く関わってくるものですが、深部体温を高めることで様々なメリットが得られます。この記事ではこの深部体温について、その意味から深部体温を高めるためのコツまで紹介していきます。中々寝付けないという人も参考にしてみてください。
1.睡眠と関わる深部体温とは?
1-1.深部体温とは?その秘密に迫る
深部体温とは身体深部の温度のことです。核心温度と呼ばれることもあります。この深部体温と反対の言葉が外郭温度です。外郭温度は皮膚表面の温度であり、深部体温とはまた違ったものです。深部体温は外郭温度と異なり体温調節のために一定に調節されてもいます。一般的には深部体温は37°前後ですが、外郭温度は34°前後とされています。人によっても深部体温は異なってくるため、自分の正常時の深部体温を確かめておくことも大事です。深部体温が余りにも低いと病気の可能性もあります。
1-2.深部体温の測り方について
自分の深部体温を図りたい際には体温計を利用してみると良いでしょう。正確に深部体温を図るためには温度センサー付き器具などを用いないといけないですが、体温計を用いればある程度深部体温に近い温度が解ります。体温計を当てる場所によってもかなり計測温度は変わってくるため、毎回同じ部位の温度を図ることで深部体温の変化を確かめることができます。
最も手軽なのがワキの下ですが、肛門で深部体温を測定することもできます。肛門で深部体温を測定すればかなり正確な深部体温を知ることも可能になります。
大事なのは深部体温を習慣的に図って深部体温の変化を知ることでしょう。例えば、いつも測っている数値よりも低くなっている場合には冷え性の予兆の可能性があります。このように深部体温を図っておけば病気などの予兆を知ることもできます。
1-3.深部体温が下がるとどういったデメリットがある?
デメリット
・冷え性→睡眠不調
・新陳代謝の低下→太りやすくなる・疲れやすくなる
・免疫力が下がる→病気になりやすくなる
深部体温が下がると色々なデメリットがあります。まず、深部体温が下がると冷え性になりやすくなってしまいます。冷え性は病気ではありませんが、冷え性になると寝付きが悪くなるなど、ろくなことがありません。
他にも、新陳代謝も深部体温が下がると低下してきます。これにより太りやすくなるというデメリットもあります。これは深部体温が下がれば下がるほどに身体の機能が劣ってくるためであり、新陳代謝が下がるだけでなく疲れやすくなるという人も。
深部体温が低いことで免疫力も下がり病気になりやすくなることもあります。このように深部体温が低いと色々なトラブルを引き起こしますから、深部体温が低いという場合には後述する「深部体温を上げるコツ」を参考にしてみてください。
1-4.深部体温と睡眠の関係
深部体温は睡眠と大いに関係しています。人体は深部体温が急激に下がることで眠くなる仕組みになっていますが、逆に言えば深部体温を急激に下げることで快眠できることになります。しかし、そのためにもまずは深部体温を上げないといけません。少しでも深部体温が高ければそれだけ深部体温を下げることも容易になります。逆に深部体温が最初から低いのに無理に上げるのは難しいものです。
この記事ではこうした深部体温を上げる方法についても解説していきます。
2.深部体温を上げるコツについて徹底解説!
深部体温が睡眠と大いに関係していることが解りました。ここではそんな深部体温を下げるコツや方法について紹介します。
2-1.深部体温を上げるのに効果のある入浴
熱い湯船に浸かった後は良く眠れるものです。これは入浴することで深部体温を上げたことが理由です。とはいえ、熱い湯船である必要もありません。むしろ程よい温度の湯船に長時間浸かったほうがしっかりと深部体温を上げることができます。
39度位のお湯になるべく長く浸かってみると良いでしょう。これは熱過ぎず、ぬるすぎない温度です。このくらいの温度であれば副交感神経が優位になり寝つきが良くなります。
他に、お風呂に入る時間も気を付けておきましょう。これは眠りにつく2~3時間前がベストであり、このくらい時間が入浴から床につくまで空いていれば上手く深部体温も睡眠時に下がります。
とはいえ、これは個人差もあります。人によっては睡眠の4時間前に入浴したほうが効果があるという人もいます。季節や住環境によっても微妙に最適の時間は変わってきますから、自分にあった入浴時間を見つけてみると良いでしょう。深部体温を知るためにも紹介したような方法で時間毎に体温を図ってみるということもおすすめできます。
2-2.お風呂後のストレッチ
お風呂後にストレッチをすることも良いでしょう。ストレッチをすることで神経をリラックスさせることができますし、適度に疲れることもできます。最初は面倒に感じるかもしれませんが、直ぐに習慣化するはずです。とはいえ、余りにも過度な運動を睡眠前にするのは禁物ですから、ストレッチもほどほどにしておきましょう。
2-3.グリシンを利用する
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引用:amazon
グリシンというサプリメントには深部体温を下げる働きがあります。このグリシンを就寝前に摂取することでより効果的に体温を下げる事が可能となります。もしも入浴しただけでは十分に睡眠できないという場合には試してみても良いかもしれません。
2-4.入浴前の運動
入浴する前に運動するのも効果的です。これは入浴の直前に行うことでより効果が高まります。運動すれば疲れることもあり、より眠気も高まってきます。
深部体温を上げて快眠を獲得しよう!
この記事では深部体温について深く掘り下げて紹介しました。深部体温は紹介したように睡眠に大きく関わってくるものですから、是非とも上手く管理しておきたいところでしょう。
特に入浴や運動によって深部体温を上げる方法は効果的なものです。普段の生活にも自然に取り入れられるものでもありますから、深部体温を意識して生活してみることをおすすめしておきます。是非とも深部体温を理解して快眠を手に入れてみてください。