内蔵機能を高めてくれる、ヨガの呼吸法で出っ腹を凹ます!
ダイエットや健康によいと人気のヨガ。インド古来の伝統的なヨガはさまざまなポーズや呼吸法によって体によいリズムをつくってくれます。ヨガにはダイエット効果もあるといわれていますが、今回はお腹を凹ませることを第一目標にヨガの呼吸法にスポットをあてて解説していきます。
1.そもそもヨガの効果は?
ヨガの効果
・脂肪燃焼効果
・姿勢の正常化
・新陳代謝活発化
ヨガは有酸素運動になるので、脂肪を燃焼する効果があるといわれています。さまざまなポーズで日常使わない筋肉を動かすので、体が引き締まり姿勢が正しくなることで、バランスのとれた体になります。
また、体を動かすことで血流がよくなり新陳代謝が活発になるので、ヨガを継続することで痩せやすい体に変化していきます。1日10分でも継続すれば、効果があるヨガのポーズ。ヨガのポーズには呼吸法も深く関わりがあります。
2.人間の呼吸について
呼吸の種類
・胸式呼吸
・腹式呼吸
そもそも人間の呼吸には2種類あります。横隔膜を収縮させて下げる方法と助骨を開いて胸腔を広げる方法です。ふだん、意識することなく呼吸はおこなわれていますが、呼吸の仕方は自分でコントロールすることができます。
3.基本的なヨガの呼吸法とは?
ヨガの呼吸法の効果
・血流の改善
・老廃物の排出
・免疫力のアップ
・内臓機能向上
・心の安定
ヨガでは呼吸をコントロールし、訓練することで心身を律することができるといわれています。身体的には、血流の改善や老廃物の排出、免疫力のアップなど内蔵の機能を高める働きがあります。精神面では、心の安定をはかり感情をコントロールしていきます。
4.ヨガの呼吸法の意味
ヨガの呼吸法はプラーナヤーマと呼ばれ、ヨガと呼吸法には深い関係があります。ヨガでの呼吸法の意味は宇宙のエネルギーと同じと言われているのです。ゆっくりと深い呼吸をすることで、身体のすみずみまで細胞を活性化させ、たくさんのエネルギーを感じていきます。
5.呼吸法でのダイエット効果は?
ヨガ呼吸のダイエット効果
・痩せやすい体質へ
・便秘・むくみ改善
ヨガの呼吸法にはさまざまな種類と効果があります。呼吸法でのダイエット効果は、腹筋などで筋肉が鍛えられるので脂肪が燃焼しやすくなり、痩せやすい体質に変化していきます。また、血流がよくなることで、新陳代謝が上がり便秘やむくみが改善されやすくなります。
6.ヨガの呼吸法の種類は?
ヨガにはさまざまな呼吸法があります。代表的なもので、腹式呼吸、胸式呼吸、完全呼吸法、丹田呼吸法、ハタ呼吸法、シータリー呼吸法、火の呼吸法、カパラパティ呼吸法、マントラ呼吸法、ウジャイー呼吸法、バストリカ等があります。今回はお腹を凹ます効果のある呼吸法を紹介します。
6-1.腹式呼吸
腹式呼吸は一番ポピュラーな呼吸法で、胸郭を安定させ横隔膜を引き下げて息を吸う呼吸法になります。腹式呼吸は血流がよくなるので、内蔵を活性化させ代謝をスムーズにします。その他の効果として便秘やリラックス効果があるので、ストレス解消にもおすすめです。一番有名でどこでも簡単にできますので、覚えておくと便利です。
やり方
- まず、体の中にある空気をお腹のへこみを感じながら、ゆっくりと息を吐いていきます。
-
おへそに意識を集中させ、鼻からゆっくりと息を吸います。少しずつお腹に空気が入りお腹のふくらみを感じます。
- 膨らんだお腹の空気を吸い込んだ倍くらいの時間をかけて、鼻から少しずつだしていきます。
以上を繰り返しますが、ポイントとしては(吐いて吸う)を意識して繰り返していきます。お腹のふくらみがわかりにくい場合、手をあてながらすると感じやすいです。
6-2.胸式呼吸
ヨガの胸式呼吸はふつうの胸式呼吸よりさらに深く、胸の助骨を大きく広げておこなう呼吸法です。助骨の間の助間筋や首の筋肉を伸ばして肺を上に押し上げるようなイメージで行います。胸式呼吸の効果は、交感神経を活発にし姿勢がよくなるのでお腹もへこみ、目覚まし効果やストレス解消など、体をすっきりとさせる効果があります。
正しい姿勢で座り、鎖骨に両手を軽くあてます。鼻からゆっくりと息を吸い、口から少しずつ息を吐き出していきます。
ポイントは両手をあてることで、助骨や胸の動きを感じながら行うことです。
7.ヨガのポーズで出っ腹を凹ませる!
そもそも、出っ腹の原因は運動不足や猫背などの生活習慣が大きく影響してきます。腹筋や背筋が衰えてしまうので、出っ腹を解消するには猫背の解消やインナーマッスルとお腹周りの筋肉を鍛えることをおすすめします。
そこで、お腹を凹ませるというと、まず思いつくのが腹筋ですね。まずは腹筋の中心である腹直筋、側面にある腹斜筋を鍛えていきます。腹直筋は鍛えると筋肉が割れたように見えるわかりやすい筋肉です。腹筋は腹直筋だけを鍛えることになり、腰痛や背筋とのバランスが悪くなりがちです。
7-1.ヨガで腹直筋を鍛える!
それでは、ヨガで腹直筋を鍛えるポーズをみていきましょう。
出典:ヨガ解剖学
7-2.同じく大切な働きの腹横筋
続いて大切な筋肉、腹横筋は腹部の一番奥についておりお腹を包むように横側にある筋肉です。腹横筋は腹式呼吸にとってかかせない筋肉で、お腹を背中側にひっこめる働きがあります。ヨガでの腹横筋の役割は、呼吸法や体を安定させたりするときに使い、ヨガでは大活躍する筋肉となります。
出典:ヨガ解剖学
8.ヨガの呼吸法で体の中から鍛える!
ヨガにはさまざまな効果があります。日々の生活に取り入れやすい呼吸法は、出っ腹を凹ませるのにおすすめです。早速、ヨガの呼吸法はじめてみませんか?