ペットボトルを使った節約自宅筋トレメニューを紹介
ダンベルを買うのに抵抗がある場合、ペットボトルをダンベル代わりに使って筋トレを行うことができます。ここではペットボトルを使った筋トレのメリット・デメリット、さらにペットボトルを使った筋トレメニューの例を紹介します。
1.ペットボトルを使った節約筋トレのすすめ
自宅で本格的に筋トレをはじめようとした場合に、ダンベルなどを購入するとそれだけでお金がかかるもの。どんな重さにしてよいか最初から分からないこともあり、躊躇してはいませんか?
そんなときに役立つのがペットボトルを使った筋トレ。ペットボトルに水や砂を入れて、ダンベルなどの重り代わりにして筋トレをします。ペットボトルを使って工夫すれば、ダンベルを使うのと似た筋トレを行うことができます。
1-1.エコバッグやビニールひもで簡単重量アップ
水1リットルが約1キロですから、2リットルペットボトル1本で約2キロです。また水の代わりに砂を詰めると、重量は約2倍です。2リットルのペットボトル1本分では、重量が足りない場合もあるでしょう。そんなときは、エコバッグにペットボトル数本を入れて使うことで重量アップが可能です。ペットボトルを2本・4本と並べてビニールひもで縛って使う方法もあります。
これである程度の重量を確保することが可能です。自宅での筋トレがはじめたての段階では、このぐらいあれば十分ではないでしょうか。
以下参考までに、ペットボトルとビニールひもを使ったダンベルの作り方を説明したMagazinehousemovieさんの動画をご紹介します。
2.筋トレにペットボトルを使うメリット
どのようなメリットがあるか把握しておいて、ペットボトルを使った筋トレをより快適に行えるようにしましょう。
2-1.お金を節約して筋トレを行うことが可能
これは言うまでもありませんね。一口にダンベルといっても、重量をいろいろそろえればばかにならないお金がかかることもあります。一方、空いたペットボトルや水・砂を使えばお金はたいしてかかりません。お金をかけないでよい分、気軽に自宅での筋トレを開始できますね。
2-2.重量の細かい調整ができる
筋トレをはじめてから最初のうちは、ダンベルなど、どのくらいの重量を用意すればわからないもの。その点、ペットボトルなら中に入れる水や砂の量、また使う本数で微調整が可能です。そのためダンベルのように、いくつも異なる重量を買って用意する必要はありません。
3-3.収納する場所に困らない
ダンベルはいくつかそろえたりすると、収納しておく場所が必要です。立てたりコンパクトにしたりできませんから、それなりのスペースも必要です。その点、ペットボトルならきれいに立てて、並べて収納できます。これなら収納スペースを広くとる必要はありませんね。
3-4.必要なくなったらすぐに捨てられる
ダンベルは大きくなればなるほど捨てるのに困り、場合によっては粗大ごみ扱いになって捨てるのに費用がかかります。一方のペットボトルなら、他のごみと同じようにいらなくなったら捨てることも可能。そういった意味でも手軽に使えるメリットがあります。
3.筋トレにペットボトルを使うデメリット
ペットボトルを使った筋トレは良い点ばかりではありません。ダンベルなどを使う際と比較して劣る点もあります。そういったデメリットもあらかじめおさえておけば、あとで後悔することはないですね。
3-1.ダンベルと比較すると重量が限られる
上で紹介したビニールひもやエコバッグを使う方法でも、それほどの重さは用意できません。仮に砂を入れて重量を上げるとしても4本使って約16kg。ダンベルなら20kg・30kg以上もありますから、その分、ペットボトルを使った方法と比較して筋トレの幅を広げることができます。
3-2.ダンベルと比較して持ちにくい
ダンベルはトレーニングしやすいように、持ちやすくなっています。たいしてペットボトルはダンベルと比較すると持ちにくいです。ビニールひもやエコバッグで工夫することも可能ですが、トレーニング専用に作られたダンベルと比べればとてもかないません。
そのため、ダンベルと比較すると、行うことができる筋トレのメニューは限られます。とはいえ、くわしくは下で紹介しますが、ペットボトルを使ってできるメニューもいろいろあるので、繰り返すように特に筋トレを始めてすぐの段階では、それほど不足に感じることもないでしょう。
4.ペットボトルを使った節約自宅筋トレメニューの例
4-1.腕を鍛えるトレーニング
ダンベルを使った代表的な筋トレメニュー(ダンベルカール)とほぼ同じです。ひじをまげてペットボトルを肩の高さまで持ち上げます。
4-2.二の腕を引き締めるキックバック
「キックバック」と呼ばれるダンベルを使った筋トレメニューと同じことが、紹介した動画のようにペットボトルを使って行うことができます。
4-3.肩の筋肉を鍛えるトレーニング
肩の筋肉(三角筋)や背中の筋肉(僧帽筋)を鍛えるダンベルプレスと同様のメニューです。これもダンベルを使うのと同じ効果が期待できます。
4-4.背中の筋肉を鍛えるトレーニング
ダンベルやバーベルを使った背中(広背筋)を鍛えるローイングと呼ばれるトレーニングと同様の効果を期待できます。広背筋を鍛えることで姿勢が良くなったり、基礎代謝が上がったりするメリットもあります。
4-5.胸筋を鍛えるトレーニング
バタフライマシンという器具を使うのとほぼ同じトレーニングです。ペットボトルでも同様に胸筋を鍛えることができます。
4-6.腹筋を鍛えるトレーニング
普通の腹筋に飽きたら、ペットボトルを使ってこのようなトレーニングをしてもよいのではないでしょうか。おなかのたるみをとることができます。
4-7.ペットボトルを使ったスクワット
普段のスクワットもダンベルを使うのと同様、紹介した動画のようにペットボトルを使えばさらに高負荷かつ効果的に行うことができます。
5.まとめ
筋トレをはじめるときは、できるだけお金をかけたくないといったこともあるでしょう。ここで紹介したように、ダンベル程の重量は用意できないにしろ、ペットボトルでもさまざまなトレーニングを行うことができます。