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ダイエットや筋トレを「やり抜く力」。グリッドの重要性。

ダイエットや筋トレは初めにやることを決めてしまえば、あとは単調作業です。もちろん状況に応じて戦略を変えていくことにはなりますが、そんなに複雑な話でもありません。最初に知識を身につけたら、あとはおおよそ単調作業と思って間違いないでしょう。

単調作業ではありますが、当然最初は辛いです。体が運動に慣れていないので、辛さしかないかもしれませんね。それらを乗り越えるためには、意志の力であるグリッドをベースとして、適正な知識も必要です。

1.第一関門は好転反応の壁

1-1.メリットの前にデメリットが生じる

好転反応とは、体にメリットが生じる前に、デメリットが生じることです。もっと具体的に言うと、ダイエットや筋トレを開始すると、ニキビができやすくなった、などです。もちろん無理なダイエットをしていればそれが原因なのですが、体に良いはずの方法を取っていても、ニキビができたり体が極端にしんどくなることがあるのです。

 

1-2.急に運動すると、体をそれを拒否する

人間の体は基本的に変化を嫌うので、現状維持しようとします。つまり、体にとって良いことも悪いことも、最初は体が本能的に拒絶するということですね。運動は継続すればダイエットや筋トレだけでなく美容にも良いのですが、普段運動しない人が急に運動すると、体はそれを拒否してしまうのです。

 

1-3.最初はマイナスの影響が出ても続ける

そうすると「自分には運動は合わないんだ」といったことを考えてしまいがちですが、好転反応の概念をあらかじめ知っておき、最初はマイナスの影響が出ても続けるようにしてください。これが第一関門となります。

 

1-4.まとめ

好転反応について知っていること
それを踏まえて乗り越えるグリッド(やり抜く力)

が重要でしょう。

 

 

2.第二関門は習慣化

2-1.目指すは習慣化

好転反応の壁を乗り越えると、だんだんと体に良い反応が見え始めます。ただし、この段階ではまだ習慣化はできておらず、体に疲労が溜まりやすい状況かもしれません。そこで、目指すべきは習慣化です。人間は無意識でそれを行うくらいに習慣化してしまえば、苦痛を感じにくくなります。運動やダイエットもそれが習慣化すればたいしたことはありません。

 

2-2.筋肉痛も起こりにくくなる

筋肉痛にもなれますし、そもそも筋肉痛が起こりにくくなります。これは同じ負荷だから筋肉痛が起こらないのではなくて、負荷を上げてしっかり筋繊維を破壊しても痛みを感じにくくなります。その理由に関しては諸説ありますが、体が危機を感じないからという説が有力です。つまり、最初は筋トレを行うと体が傷みによって脳に警告します。しかし、継続的に筋繊維を破壊していると、いちいち報告しなくなります。

結果的に、筋肉を追い込んでいて、挙げられる重量も増えているはずなので筋肉痛にならない、といった事態になるのです。これが第二の関門です。

 

2-3.まとめ

習慣化を意識してその状態に持っていくこと
習慣化を目指して継続するグリッド(やり抜く力)

が重要です。

第一関門の好転反応の際にも、第二関門の習慣化の歳にも、グリッドが重要ということです。わかっていてもやらなければ続きません。しかし、続けるためには知識も必要なので、適正な知識に基づいたグリッドが重要と言えるでしょう。

 

 

3.第三関門は飽きに耐えるグリッド

これぞまさしくグリッド力が試されます。体に耐性がついてくると特に継続することはきつくないのですが、その結果単純に面倒になってきます。この頃になると、筋トレや有酸素運動はエンドルフィンの効果でむしろ気持ちよくなっているでしょう。

 

3-1.習慣化の先には快楽が待っている

詳細は割愛しますが、運動を継続して習慣化していると、その運動を行った際にエンドルフィンという脳内神経伝達物質が発生します。これは脳内モルヒネと呼ばれるもので、運動による肉体的ダメージを快楽に変えるために、脳内で快楽物質を分泌しているのです。運動で体に負荷を掛ければ掛けるほど気持ちよくなるのですね。

 

3-2.筋トレ中毒・ランナーズハイ

ボディビルダーやマラソンランナーはそれぞれ無酸素運動、有酸素運動のプロフェッショナルです。客観的に見ればきついことをしているように見えますが、実際本人たちは気持ちいいということになります。麻薬のようなもので、苦しさもあるものの、気持ちよくてハイになっています。

ボディビルダーは筋トレ中毒で日々ハイになっており、マラソンランナーはランニング中毒で日々ハイになっています。こういった人たちのレベルになると、むしろ運動を辞めることが辛いでしょう。なぜなら中毒だからです。

 

3-3.「ハイ」の感覚を得るまでが案外きつい

このレベルになればある意味良いのですが、好転反応、習慣化を乗り越えてしばらくくらいが案外辛いのです。運動や食事制限に飽きてきて、どうでも良くなってきます。多少結果も出て痩せたり筋肉が付いたりすればもちろん最初は嬉しいはずです。しかし、案外簡単に体型が変わることに気が付くと、「だから何?」といったテンションになるわけですね。運動が苦痛なわけでもハイになるわけでもなくて、単純に面倒なのです。

 

3-4.習慣化が完了した段階が要注意

慣れてきてどの程度運動や食事制限をすれば体型が変化するのかもわかってきますし、特に大変なわけでもありません。このタイミングでこそグリッドが重要です!好転反応や習慣化のタイミングでは目的がある程度明確で、また短期的です。たしかにきついのですが、自分の成長を実感しやすいですし、辛さの正体も明確だからグリッドが働きやすいです。

 

 

4.まとめ

4-1.目標を明確化する

筋トレやダイエットを初めてどのタイミングで何を意識し、どのようにグリッド(やり抜く力)を働かせるかを解説してきました。多少体がきつくても、「これを乗り越える」「ここを踏ん張れば自分は成長できる」といった目標が明確なときは案外グリッドが働きやすいということでした。

 

4-2.「ハイ」の感覚を得る

逆に体が楽になってきても、マンネリ化してきたけどハイになるほど中毒にはなっていない、といった状況が案外辛いものです。それは「力の入れどころがわからない」からです。面倒くさい単調作業を意志を持ってこなす力が最強のグリッド力(やり抜く力)と言えますね。ここはコツなどはありませんが、つまらなくても頑張る必要があります。

 

4-3.ただただ継続が必要なときにこそ発揮すべき力

目標が明確にならなかったり、退屈で作業が地味なことは実際本当に辛いはずです。明確に大変な方が案外やりがいもあって勝手にグリッドも働きやすいのですね。やり抜く力は、実は根性を入れるポイントが明確ではなくて、ただただ継続が必要なときにこそ発揮すべきで、それが一番難しいです。

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